ナバロカヌー修理、その後

桜咲き始めました。
個人的には群生しているものよりも、何気ないところにひっそりと咲いている桜が好きでございます。どうでもいいですか。

釣果写真いただいています。詳しくはコチラ
春の素晴らしいブラックバス。ランカーも混じるこの時期、まぁ難しい季節でもありますが、タイミングってやつで簡単に釣れちゃうこともありますよね。あまり深追いしないで旬なフィールドを探す事が吉な場合が多い様に思います。色々とフィールドを見て回りましょう。今年の傾向なんてものもつかめるかもしれませんので。写真いつもありがとうございます。

 

先日、友人からカヌー直った?なんてメールが。
そういえばブログで何も書いてなかったなと思いたち、健忘録的なものを。直す方がいれば参考になれば良いかなと(参考にならんかもですが笑)

前回は塗装の事を簡単に触れましたが、肝心のガンネル部分の修理。
まずは材料です。色々と調べているとガンネルにはアッシュ材が多く使われている事がわかってきます。アッシュといえば粘りのある木材、野球のバットなんかにも使われている材料です。ガンネルの複雑な曲線もこの材ならなんとか曲がるのかと、材料はホワイトアッシュに決定。

元々付いていたガンネルと同じ太さにホワイトアッシュを加工。そしていざ取り付けへ。
当初はガンネルの曲線をどの様に曲げればよいかなと考え、お湯に入れてみてはどうかとか、蒸気でどうにか曲がるかな?とか考えていたのだけれど、いざやってみると案外そのまま曲げられそうな予感。
もちろんアッシュという粘りのある材木であればこそなのかと、複雑なカーブでもなんとか曲げられる位のガンネルの太さなのではないかなと思うくらいにギリギリ曲がる。ここで少し感動した記憶が。

船首、船尾、どちらからでも良いので、エンドを留加工し内側から入れ込みます。この時は2人いると楽。1人がガンネルを無理やり曲げ、1人がクランプで止めていく。端から順番に少しずつ。無理すると折れるかも。(この段階では固定せず。クランプだけで仮止め)

片側を入れ込んだらもう片方へ。エンドは留めで押っ付け、後は同じ作業。無理やり曲げてクランプ。少しずつ。(まだ固定はしない)

最後が難しいが手道具などで微調整して入れ込む。クランプがかなり必要になるが構造上しょうがない。クランプが無い人は友達をたくさん連れてきて押さえておいてもらうと良い。かも。

内側のガンネルが終わったら次はデッキ部分。こちらも材はホワイトアッシュで製作。取り外したものがあれば、同じ厚み、同じ形に作れば良い。無ければダンボールなんかで型取りし、それっぽく作る。

デッキの取付け、外側からガンネルごとビス止め。ガンネルを外す時に船本体にビス止めされていた様な座繰り穴が空いていたので同じ様に。内側のガンネルも固定されエンドが動かなくなり、船全体にかなり合成感が出る。

いよいよ外側のガンネルへ。ここまできたら後は楽勝。クランプで押さえつつビス止め。内側よりかなり楽チン。

後はヨークとかシートとかを取り付けるだけ。腐っているパーツがあれば同じ様に作り、取り付け。そんで完成です。

どうでしょうか。簡単に書きましたが、作業も意外と簡単でした。アッシュ材が手に入るかどうかが一番のネックかな? 今回は材料だけ頼んで、手押しとプレーナーで厚みを整えたり、デッキ部分は接いだりと、木工作業もしましたが、その様なことまでやってくれる材木屋さんがあればもっと楽かと。

今はネットで情報落ちていると思うので、どこまでやれるかを考えて材料を注文してみてください。
もちろんもっと簡単に直してもらうこともできると思いますが、自分でやるとメンテナンス的なことも容易になってきますし、愛着も増すと思います。長く深く楽しみたいと思っている方、自分でやられる事お勧めします。