考察

桜が満開である。
あぁ綺麗だ。と 昔ならばその程度の感じ方だったものが歳とともに変わる。どう変わったのかなんてものは解らない。ただ変わった。
物事の捉え方も変わるし、久しぶりに会った人の印象も変わる。本質的な変化があったのか、はたまた受け手側の変化なのかは解らない。ただ変化する。

もちろん作るものも変わってきているのだろう。色だってその時々の好みってものがある。ただ、なんだかどんどんシンプルになっていく傾向は否めない。形にしろ、機能にしろ、色にしろ、何かを補うことで、単色の強さのようなものが薄れてきているような気がする。道具はソリッドなものが良いと思うし、そうであってほしいとも思う。

今年に入ってからずっとルアーブランクと格闘中である。プラッギングの王道ともいえる数種類のモデル。ルアーとしての本質ってなんだろう。色って本来何色が必要なのだろうか。なんてことを思うでもなく考えるでもなく、ただただ制作の日々。

釣りをしては悩み、魚をかけては安心し、新しいフィールドにワクワクし、車で眠ることを良しとする。とにかく歩き回り、キャストを繰り返し、何かを感じないことには少しも進まない。工房でルアーは生まれない。フィールドでヒントのかけらを拾い、頭でそれらを膨らませ、工房で形にするのだ。

釣果写真いただいています。詳しくはコチラ
さすがに春本番といったところでしょうか。皆さん楽しんでますねー 
いつも写真ありがとうございます!