東北への遠征。毎年恒例となっている高校からの友人とのちょっとしたトリップ。昔は大人数で来た記憶もあるが、ここ数年はふたりきり。若い頃は無理矢理で日帰りした事もあるけれど、最近はのんびりとキャンプしながらが年齢的にも心地よい。
朝もがっつかず、夕方も早上がり。雨よりも晴れでの釣りを好み、昼に上がって美味しいご飯屋を探す。普段とスタイルは違えども、これもトップウォーターフィッシング。色んな楽しみ方があるし、どれもまた楽しい。
自然の中に居るだけでパワーを貰える気すらする。釣りにがっついていた時分には見えなかった景色。感じなかった事柄。
その時からさほど変わらず投げ続けているプラグ達。昔はバルサ50だったものが、自分で作った道具に変わったくらいのものか。友人も私の作ったプラグを使ってくれている。好みの偏った彼に気に入ってもらえた事がルアーを作り始めた当初は励みにもなった。
10月の半ばだというのに朝晩は極寒。毎年の様にこの時期に来ているけど、最低気温が2℃なんてのは記憶にない…
空気はピーンと澄みきっている。紅葉も終盤で全てが美しく見える。水も良いし言う事ない。あとは魚が出てくれれば。
例年にないほどにバイトは少なく、魚も見えない。ブラックバスいなくなったのか… なんて沈黙は突如として破られ、その後はまた完全なる静寂のフィールド。
まさにワンチャンス。でもこのくらいでいいのかもしれない。釣りを永く深く楽しむためには。
プロトポッパー 56cm