クラフトマン

ほんとによく降る梅雨… そのぶん昼間は涼しくて製作には助かります。
しかし、河川が釣りのメインとなる私にとっては降りすぎる雨は好ましいフィールドコンディションには繋がらず。あの轟々と流れている川を見てはため息、、そんな感じの7月でした。釣れてません。

そんな鬱憤を晴らすようなプロダクトがついに。

そうです。ついにです。オリジナルのリグが完成。
長い構想期間を経て昨年からついに製作がスタート。試行錯誤を繰り返し途中すったもんだも有りましたが、熟練の職人さん達に最後まで根気よく付き合っていただいて素晴らしいものができました。金型屋さん、プレス屋さん、刻印屋さん、それぞれ代々続くメイドイン江戸。関東でモノつくりしている私からすると感慨深いものがあります。

もうちょっとこうだったら良いのにな。そんな観点をデザインに落とし込みました。これから沢山の釣り人に使っていただいて答え合せをしていけたらなと思います。次回作のルアーから装着です。

 

そしてもう一つお知らせ。

最近グリップの注文が増えていて嬉しい限りなのですが、他の素材ではできませんか?なんて問合わせがちらほらと。ちょっと考えてはいたのですが、だいぶ前に買っておいたウォールナットでもご注文をお受けする事にしました。

この秘蔵のウォールナット、近年では珍しく真っ黒です。
私のところに来る前は、とある塩職人のお爺さんが保管していた材料。直接引き取りに伺ったのですが、その方がまた興味深い人物で。

塩工房を経営する傍らいつか木工屋もやりたいと、、ちょっとお金がたまると良い材料を買っていたのだとか。自宅の倉庫にはお宝と呼べそうな材木が盛り沢山。貯蔵することうん十年… 体力の限界は近いし、やりたいことが他にも沢山あるし(パーマカルチャーを地でいく様な感じ)婆さんはうるさいし笑 そろそろ活用してくれる人に譲りたいとのことで声掛けしてもらいました。ありがたや。

そんなこんなで今時では珍しくなったブラックなウォールナット。
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